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2004年11月26日

超高温材料研究センターの見学

img/20041126 今日は午後から官製研究会の出張で(株)超高温材料研究センターってとこへ見学に行ってきました。
 ここは第三セクターで設立された研究所で,超高温域(2000℃くらい)までの材料・素材の力学的特性や耐環境性(耐酸化性,耐腐食性,ガスエロージョン特性)の評価を行うためのさまざまな試験設備を備えています。
 いろいろと面白い装置があったのですが,一番面白かったのがこのエロージョン(ガス摩耗)試験器です。(↑クリックすると拡大表示)
これは大気圏内に再突入する宇宙船などの空力加熱特性評価に用いられる国内唯一の装置なんだそうです。
この動画は,窒化ケイ素の加熱試験の様子を撮影したもので,アーク加熱されたアルゴンガスが超音速ノズルから噴出されています。
 この研究所を訪れた毛利衛さんは,「私がスペースシャトルで大気圏再突入したときに見た光の色と同じですね」とおっしゃってたそうですよ。

投稿者 murata : 2004年11月26日 21:07

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